こんにちは。新垣亜希(アラカキアキ)です。
キャリアコンサルタントとして、大学での就職支援を続けています。
私のところに持ち込まれる相談の中(主に大学3年生)で、
すごく多いのが、
「就職しないといけないとはわかっているけれど
何をしたいかわからない」
という相談なんです。
「親は公務員になってほしいと言うけれど、
本当にそのまま公務員になっていいのか迷っている」
そのような迷いも多いです。
公務員を目指す学生(&その保護者)は
その大半が「安定」を求めています。
逆に公務員になりたくない学生の理由としては
「仕事が単調そう」とか
「数年で異動があると専門知識が身につきそうもない」
などが挙げられます。
それぞれに意見があります。
正しいかどうかは別として。
仕事を探す際に多くの人が気にしていること
学生の皆さんが重視しているのは
プラス面でもマイナス面でも
「働き方」です。
これは何も公務員に限ったことではなく
民間企業を目指す学生でも
企業説明会に参加した後に
「会社の雰囲気がよかった」とか
「飲み会があまりないと聞いていいと思った」とか
「研修がしっかりしていそう」
など「働き方」をフィルターにかけて企業を選んでいます。
先日、ローカルのテレビ局での特集を見ましたが、
取材を受けた高校生が企業選びをする際には
「雰囲気」、「職場の人が仲良さそうか」、「土日休みか」を
気にしていると言っていました。
私自身も「働き方」でストレスを感じて退職した経験がありますから、
「働き方」は大事だと心の底から思っています。*詳しく知りたい方は他のブログ記事へどうぞ。
働き方を重視するあまり…
ただ働き方を重視するあまり、
忘れがちになっていることがあります。
それは
「職種」
です。
シンプルすぎますか?
でも、案外、そういうものだったりするんですよ。
あれこれ理想の働き方を挙げる学生に
「すべての条件が整ったとして、どんな仕事がいい?」
と聞くと、その答えがでてこない…。
そしてその傾向は学生だけに限りません。
仕事は「働き方」X 「○○」で決まる
「次の仕事も、また続かないんじゃないか」
「次やる仕事も、前回同様わがままな上司に出会うんじゃないか」
「次も人間関係で悩むんじゃないか」
など、転職相談で訪れる社会人の方も悩まれているんです。
そして彼女ら(私の転職相談は女性相手です)が仕事を選ぶときに
重視しているのも
- 子供との時間を大切にしたい
- 車で30分以内で行ける職場
- お局さんがいないところ
などなど…。
環境面や人間関係を含んだ「働き方」です。
仕事は「働き方」X 「職種」です
これは掛け算です。
「職種がゼロ=思いつかない」だと
どのような仕事を探していいのか
わかりづらくなります。
やりたいことが見つからないというのも無理ないですよね。
職種がわからないと検索もできませんから。
職種を考える3つのヒント
今、もしあなたが何か仕事を探しているのであれば、
環境面などを含めた「働き方」を少し脇に置いて考えてみませんか?
次のことをヒントに過去を思い出してみましょう。
- これまでどんなスキルで人に喜ばれたか
- あまり苦労せずにできたことはあるか
- お金をもらわないとしてもやりたいことはあるか
一度、スタート地点に戻り、
あなたがやりたいことの「職種」は何か
自分を見つめてみるのもいいでしょう。
「働き方」だけを求めると、
専門性が身につかない可能性もありますし。
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。